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新築や中古住宅の内覧時に聞くことや注意事項、チェックすべきポイントは?

新築や中古住宅の内覧時に聞くことや注意事項、チェックすべきポイントは?

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物件を見に行った時にどこをチェックすれば良いの?
何を聞いて良いか分からないぴょん・・・。

気になる物件が見つかったら、掲載されている不動産会社に連絡し、内覧をさせてもらうのですが、その時に何を質問すれば良いのか?どこを見れば良いのか?チェックすべきポイントを今回はアドバイスできればと思っています。

内覧時に持っていくべきもの

内覧の際にぜひ持っていっていただきたいものがあります。何点かご紹介します。

  • 間取り図など(不動産会社に言えばもらえる)
  • 筆記用具
  • メジャー
  • 方位磁石
  • スマホ/カメラ

メジャーなどは、冷蔵庫を配置した時のイメージを掴むのに必要ですし、スマホでたくさん写真を撮っていくこともオススメしています。実際に物件を見にこられた方はほとんど写真を撮ることはありません。「好きに撮ってくださいね」とお伝えしても遠慮される方が多いですが、ここは遠慮せず、どんどん写真に納めていってくださいね!

物件を見学するときに注意すべきポイント

駅やバス停などの交通事情、通いたい学校区、病院、コンビニ、スーパー、役所など生活に必要な施設やお店、眺望や日当たり等の住環境は、自分の目と足で確認することがとても重要です。

車で行ったり、歩いてみたり、またはあえて回り道をしたりして、近隣の住環境をチェックすることも大切です。

子供を内覧に連れていくような時には、大体においてテンションが上がって走り回ったり、押し入れなどでかくれんぼしたりとはしゃいでしまいますので、営業マンが穏やかな顔をしていても、必ず傷などを付けないように気をつけてくださいね!

新築住宅を見学するとき

完成前物件

モデルハウスがある場合には、モデルハウスでそれぞれの建築会社の商品を見たりすることができますが、そのモデルハウスには、通常は付いていないオプションの設備等が備わっていることもあります。
例:浴室乾燥機、食器洗い乾燥機、照明やカーテンなど
完成後、どのような完成になるのか確認することが大事です。

完成済み物件・建売住宅

浴室やキッチン、洗面所などの水まわり故障した時のメンテナンスに備えて、各メーカーなどをチェックしておいましょう。
床の肌触りはどうなのか、スリッパではなく、許可を得て裸足で歩いてみましょう。
ドア開閉時のドアの重さや、開閉したときに家具にぶつからないか、人にぶつからないかなどチェックしておくことが大事です。
階段傾斜、手すり、滑り止めなど確認しておきましょう。
玄関周り室外の場合は段差が危なくないか、見通しが良いかをチェックし、室内の場合にはシューズクローゼットが配置されているか、家族分の靴が収納できるかチェックします。
眺望1階でも2階でも、しっかりと窓を開けて隣家との目線の関係、日当たりなどをしっかりチェックしておきましょう。
敷地地形や境界票の有無、地盤の状況、道路・隣地との高低差・電柱の位置などをチェック
道路公道なのか私道なのか、私道の場合通行するのに条件等ないのか、道路の幅員が4m以上あるか、舗装の状態などを確認
ブロック塀隣地との境界にあるブロック塀が誰のものであるのか、傾向いていたり危険な場合には補修してもらえるのかなど確認します。
その他隣地からの越境物はあるのか、ゴミ出しのルールは?町内会のルールは?隣接トラブルの有無など確認します。

中古住宅を見学するとき

売主が住んでいるとき

売主さんが現在まだ住んでいる時には、具体的な生活のイメージができるのがメリットですが、内覧の際には、節度ある態度で売主さんに不愉快な思いをさせないよう配慮が必要です。写真などを撮影したい場合には、売主さんの荷物なども写真に入るため、必ず許可をもらってください。

ただ、売主さんが一緒にいるような場合には、物件の状況(どこか傷んでるところはないか、雨漏りしていないか)など直接聞けますし、隣人の人間性などを聞けるのはとても良いことですね。

売主さんに直接聞きづらい内容に関しては後日、不動産会社の人に聞いてもらうようにしましょう。
例えば、売却する理由などにおいては、これから買おうとしている人に悪い理由は伝えないものですので、不動産会社に探ってもらうようにしましょう。

売主が住んでおらず、空き家の時

敷地地形や境界票の有無、地盤の状況、道路・隣地との高低差・電柱の位置などをチェック
道路公道なのか私道なのか、私道の場合通行するのに条件等ないのか、道路の幅員が4m以上あるか、舗装の状態などを確認
工作物門の状況や傾き、安全性などをしっかり確認しておきましょう。
擁壁構造(RC造、石積み等)、高さ、ひび割れなどを確認
車庫・駐車場幅×奥行き、カーポートの有無、駐車台数、実際に駐車してみて駐車しやすいかなど
建物外部築年数、痛み具合、外壁塗装を過去にしているか、基礎等のひび割れ、屋根瓦の状況などチェック
建物内部間取り、使い勝手、劣化状況、雨漏り・シミ、建具の開閉状況
ブロック塀隣地との境界にあるブロック塀が誰のものであるのか、傾向いていたり危険な場合には補修してもらえるのかなど確認します。
その他隣地からの越境物はあるのか、ゴミ出しのルールは?町内会のルールは?隣接トラブルの有無など確認します。

リフォームやリノベを考えている際には

リフォームやリノベを考えている際には、リフォーム業者など同席で内覧するのも良いと思います。
専門家が一緒だと、直さないといけないポイントなども教えてもらえるため、とても良いです。
リフォーム業者などの専門家を一緒に同席させたと言っても、不動産会社や売主が嫌な気持ちになることは少ないので安心してください。

一定の条件のもとでの買主の保護制度

新築住宅で売主が不動産会社、建築会社の場合

住宅品質確保法による基礎構造部分の10年間の瑕疵担保責任

新築住宅の売買契約においては、売主である不動産会社や建築会社は引渡しの時から10年間、「構造耐力上主要な部分」と「雨水の侵入を防止する部分」について瑕疵担保責任を負います。瑕疵担保責任とは、簡単にいうと痛んでたら直します・保証しますという内容です。

住宅瑕疵担保履行法に基づく瑕疵担保責任の履行確保措置の義務付け

売主業者の瑕疵担保責任を確実にやってもらうために、新築住宅の売主である宅建業者・建築会社に「保証金の供託」または「責任保険契約の締結」のどちらかの措置を義務付けました。
これによって、売主が倒産したりして、瑕疵の修復ができなくなった場合でも、保証金の還付、または保険金から必要な費用が支払われることになり安心です。

住宅性能評価制度

住宅品質確保法による任意の制度です。売主が表示する耐震性能、断熱性能等の住宅性能を客観的に証明する制度で、設計図書の段階で評価結果をまとめた「設計住宅性能評価」と、施工段階と完成段階の検査を経た評価結果をまとめた「建築住宅性能評価」があります。建築住宅性能評価書の交付を受けた住宅を選択するのも一つの方法です。

中古住宅の場合

基本的には、新築のような買主保護のための制度はありません。中古住宅では、契約まえに物件を十分に確認して把握することが大事です。

下記のような制度が設けられていますが、これは任意ですので売主に強制力はありません。

建物状況調査(インスペクション)

中古住宅の瑕疵(欠陥)に対する購入者の不安を払拭し、トラブルを未然に防止するために、売却の前に既存住宅状況調査技術者(一級建築士などで、登録機関の講習の修了・登録が必要)による建物状況調査(インスペクション)の実施を促進するものです。

瑕疵保険検査基準に適合する建物として売却することが望ましいとしていますが、売却前の建物検査を義務付けたものではありませんので、検査の実施は売主の判断になります。

地域によってはほとんど機能しておらず、お金をかけてまで物件を販売しようと思わないというのが原因のようです。

まとめ

これから不動産を買おうとされる方にとって、内覧はとても重要ですので必ずしっかりとチェックしましょう。

もう既に建物が建っているような場合には、日当たりや眺望などは確認できますのでしっかりと確認し、同時に隣人なんかもどういった人が住んでるのかなど聞いておきましょう。
新築でも、営業マンが隣人を知っている場合もありますので、聞いてみましょう。

最後に、内覧はしたもののあまり質問などがこない場合には、物件にあまり興味がないと判断されますので、どんどん質問してみたら「お!すごく興味を持ってもらえてる!」と感じて熱心に教えてくれると思います。
ぜひ、どんどん質問してみてくださいね。