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マイホーム購入までの流れを徹底解説!新築や建売住宅などの購入による不安を10のSTEPで解決

マイホーム購入までの流れを徹底解説!新築や建売住宅などの購入による不安を10のSTEPで解決

人生で最も大きな買い物の一つといえば、マイホーム、つまり家や土地の不動産です。
今回は、マイホーム購入までの流れを解説し、これからマイホームを買われる方の不安を少しでもなくすことができたなら大変嬉しく思います。是非、しっかり読んでみてください。

マイホーム購入の流れ

実際に不動産を買おうと決めたときに、何から手を付けたら良いかわかりますか?
100%完璧に分かっていなくても、ある程度流れをつかんでおく事が、悪い不動産会社や建築会社に騙されないための防御策であったりしますので、大雑把にでも頭に入れておいてください。

step1 情報の収集

まずは、現在どういった物件が市場に流通しているのか、その金額はいくらくらいなのか、自分たちが求めているの学校区はどこなのか?などのご自身のご希望に合わせて不動産情報を収集するのが良いと思います。

実際に不動産会社に出向いて探してもらうのも良いですし、注文住宅の場合などだと、建築会社さんが土地の物件情報を探してくれたりしますので、相談してみてください。

主な物件情報サイト

step2 資金計画

自己資金はいくらくらいあるのか、親からの援助はあるのか?など具体的に話を詰めていきます。
それによって、住宅ローンをいくらくらい借り入れが必要だとか、毎月の支払額が○○円になるだとか、ある程度計画を立てておく事が大事です。
また、毎月の返済額はいくらになるのか、どこの銀行で借り入れるのか?金利は?諸経費は?など色々と組み合わせて考える事が大事です。

もし、自分で考えられないような方は、ファイナンシャル・プランナー等に相談してみても良いかもしれません。または銀行に出向き、源泉徴収をもとにいくらぐらい借りられるのかというのも計算できますので、銀行に相談するのも良いと思います。
建築会社が決まっている場合には、建築会社でも試算してくれますので相談してみてください。

step3 物件の内覧・見学

ある程度の資金計画ができましたら、実際に色々な建売住宅や中古住宅などを実際に見てみましょう。
新築住宅の場合には、モデルハウスなどを見学してみるのも良いでしょう。


ただし、内覧の際には数を決めておくことをお勧めします。最初から、「10件だけ見に行って決める」という風に決めておかないと、「もっと良い物件があるんじゃないか?」と100点を求めるようになってきます。

これは決断するのが怖いので、決断を先延ばしにしているだけです。
失敗したくない気持ちは分かりますが、慎重になり過ぎると、なかなか物件を決められません。

そして、夫婦で一緒に探しているときに、片方が慎重になりすぎる事がよくあるため、パートナーはだんだんと呆れてきて夫婦喧嘩につながる・・・なんてことはよくありますのでご注意ください。

step4 媒介契約の締結

不動産会社と媒介契約を締結して、売買契約が成立した時の報酬(仲介手数料)の額や、支払い方法、支払い時期などを明確に決めておきます。

実際の実務では、買主と不動産会社が媒介契約をする事はレアなケースと言って良いと思います。あまり、買主と不動産会社は媒介契約の締結までしていないケースが多いです。理由はめんどくさいからです。

step5 購入の申し込み

お目当ての物件が見つかり、その物件に決めたい場合には、不動産仲介会社等が用意する、「不動産購入申込書」に記入します。内容としては「売主様 私はあなたの物件をこの金額・この条件で買いたいです」という申し込みとなります。「購入申し込み」のほかに、「買付証明」などと呼んだりします。

住宅ローンの場合には事前審査も

住宅ローンを借り入れる場合、売買契約締結前に金融機関による住宅ローン事前審査が通らないといけませんので、この時点で不動産の物件概要シートや収入証明等を持って、銀行にいき、事前審査を受けるのが良いと思います。

step6 重要事項説明

不動産売買契約の前に必ず、重要事項説明書を用いて重要事項説明を受けます。

重要事項説明とは、不動産会社等が買主に対して、
「この物件は何㎡です、都市計画は・・・、水道の状況は?・・・固定資産税は?・・・道路の幅や種類は・・など」対象不動産のことについていろいろ宅地建物取引士が買主に伝えないといけない義務があります。

後々トラブルになる事が多いケースでは、ほとんどが「重要事項説明書にそんな事書いてなかった」というように、重要事項説明をもとにトラブルになるケースが多いです。しっかりと説明を受け、分からない事はどんどん質問してください。

step 不動産売買契約

重要事項説明書が終わったら、不動産売買契約へと移ります。
契約条件の変更などを希望するときは、早めに不動産業者等に伝えなければなりません。
売買契約当日に条件変更などを伝えるとトラブルになります。

売買契約書には収入印紙を貼らなければいけません。
現在、軽減税率の影響で、一億円以下は半額になっています。詳しくは以下をご覧ください。
https://www.nta.go.jp/law/shitsugi/inshi/08/10.htm

この売買契約後に買主は住宅ローンの本申込を行いますが、この売買契約書に「住宅ローンがダメだったらこの売買契約は白紙にしますね」という条件をつけるのが一般的です。これを「融資特約」や「ローン特約」などと呼んだりします。

step8 諸条件の履行

例えば、「売主が引き渡しまでに残地物を撤去する」や「売主が建物を解体して更地にする」、
「買主が住宅ローンの本申込をする」など、売買契約によって定められた事を行います。

買主の住宅ローンがOKが出てら、実際に融資の実行をする日を決めていきます。
その日程が以下の決済日、引き渡し日となります。

step9 決済・引き渡し、登記完了

売主や買主、不動産業者、司法書士などが銀行等において一堂に会し、買主の代金の支払いと売主の建物の引き渡し(鍵の引き渡し)を行います。

その時に、司法書士の先生が登記の申請に必要な書類等を用意してますので、記名押印したら完了です。

step10 引っ越し

大抵の場合は、電気の名義変更や水道の名義変更は不動産業者か建築会社がやってくれるものですが、やってくれない業者もいますので確認しておきましょう。
ガスやケーブルテレビなどは自分で連絡するケースが多いです。
引っ越してから、ケーブルテレビなど申し込んでも、工事にきてくれるのが遅いケースもありますので、早めに確認をとっておいてください。

引っ越しも終わり、しばらくすると登記識別情報(昔の権利書)が郵送されてきます。
これをなくさないよう大事に保管しておきましょう。

まとめ

上記10のSTEPを踏んでやっと不動産の購入が完了です。

特に一番時間がかかるのはstep1の物件の情報収集です。焦って不動産を購入することは良くないですが、慎重になりすぎてもなかなか決められません。
私の感覚では70点〜80点が合格と思っています。100点の物件はなかなかありませんね。

不動産売買契約など、人生であまり多くない出来事ですので分からない事や不安なことなどあると思いますので、一番大切なのは信頼できる不動産会社、または建築会社の営業マンから購入することをお勧めします。

大手の不動産会社や建築会社でも営業マンがやる気がなかったりする場合もありますので、小さな会社でもやる気があって丁寧な仕事をしてくれる営業マンがお勧めです。

大きな買い物ですので、しっかりと納得した上で購入してくださいね。
マイホームを取得して新しい生活を楽しんでください。

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